痛みとは人類共通の悩みであり、不快で恐ろしいものですが、身体に生じた異常を知らせる危険信号として重要な役割を担っています。
しかしながら、病院などの検査により原因が明らかになった場合はその後、私たちにとって不用であり、有害なものでしかなくなります。
痛みが長期間にわたり生じることは日常生活にも大きな弊害を生むことになります。
痛みの原因は多岐に渡り、原因を追究する事が困難な場合が多く、例え病院に受診してもはっきりしないことが多く、対処的に痛み止めを処方されしばらく様子を見ることになるケースもよくあります。
また痛みが痛みを引き起こす二次的な痛みも存在し、体中が痛いという方もいらっしゃることでしょう。
痛みは必しも原因が分からず、根本的な治療ができないものではありません。
適切な診察と適切な治療で痛みが改善することももちろん数多くあります。
 

どうやって診断する？

痛みの診断はまず問診から始まります。痛みは他人には見えず、身体中の至るところで発生し、痛みの種類も様々なことから問診が非常に重要になります。
どこが痛いのか、どんな風に痛いのか、いつ痛いのか、どの程度の期間痛みが続いているかなどを細かに問診し、その結果で検査項目が決定されます。
検査項目も多岐に渡り、画像診断や血液検査、徒手検査など症状に応じて行われ、原因を追究していきます。

治療方法は？

痛みの治療方法で最も一般的に選択されるのが薬物療法です。
主な薬剤には、非ステロイド性消炎鎮痛薬、アセトアミノフェン、神経障害性疼痛治療薬、鎮痛補助薬、ステロイド、麻酔薬などが挙げられます。
症状によっては手術などで疼痛の原因を排除する場合もあります。

痛みのリハビリはどんなことをする？

痛みに対するリハビリはまずは痛みの起きた原因を知ることから始まります。
医師の検査の結果痛みの原因が明らかになっている場合はその原因に対してや二次的な痛みの予防や二次的に生じた痛みに対して、徒手や物理療法にて疼痛の緩和を図ります。
中には医師の検査の結果痛みの原因がはっきりしない場合もあります。
例えば腰痛の場合、Ｘ線などの画像診断やその他の検査でも原因がわからない場合が多く見られます。こういった場合、リハビリ的観点から疼痛の原因を追究していくことになります。
リハビリでは姿勢や動作などから疼痛を判断し、痛みを生じさせている可能性のある部分をリハビリにて改善していきます。
姿勢が原因であるならば、筋力トレーニングやストレッチなどで姿勢を改善させ、動作に問題があるならば痛みの生じない動作方法の指導やその動作に必要な機能などを向上させるアプローチを行います。

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