呼吸器疾患とは上気道、気管・気管支、肺、胸膜等のいわゆる呼吸器に起こる疾患の総称です。 罹患した部分によって多様な症状をみせますが、咳・痰・呼吸苦など日常生活を送る上で大きな弊害を起こすものが多い疾患です。気管支喘息、COPD（慢性閉塞性肺疾患）、肺がん、呼吸器感染症が4大疾患と呼ばれ、死に至る原因としてもこれらが上位を占めています。
今後も呼吸器疾患を患う方は増えていくと予想されています。

症状は？

呼吸器においてもどこの部位に罹患するかによって症状は異なりますが、咳・痰・呼吸困難・喘鳴・胸痛・発熱・チアノーゼ・嗄声などが代表的な症状として挙げられます。
別の疾患と合併することも多く、風邪から気管支炎を起こすなどは良く知られている所です。

どうやって診断する？

風邪などの感染症とそれ以外の呼吸器疾患を鑑別するために、まずは胸部X線写真を撮影することが主となる診断方法になります。X線で確定診断が難しい場合、肺機能検査、NO検査、呼吸抵抗を測定する検査を行います。問診やエックス線、その他の検査を複合的に行い、診断を確定させます。


治療方法は？

治療方法も症状や疾患によって異なります。安静や水分補給、栄養補給、鼻水を減らす薬や解熱座などで対処的な治療を行い、自然治癒を促す場合もありますし、細菌感染が疑われる場合は抗菌薬を投与する場合もあります。肺膿瘍などで膿が大量にたまっている場合、膿胸にまで進んだ場合は、胸から管を入れて膿を体外に出したり、外科手術が必要となることもあります。ＣＯＰＤなどの場合は酸素吸入や気管支を拡張する薬剤を投与することもあります。

呼吸器疾患のリハビリはどんなことをする？
 

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