改善したのは自分のお陰と思うな！

ご利用者様へのサービス提供を行っていると、「あなたのお陰で良くなった」「あなたのお陰でこんな事ができるようになった」など、嬉しいお言葉を頂くことが多々あります。
 

でもそれって本当に私のお陰でしょうか？

もちろん、ご利用者様の改善を願い、改善の為のプログラムを立案し、改善のためのアプローチを行っていますが、私自身は決して自分のお陰で良くなったなどと慢心しないように気を付けています。

何故なら、病院勤務時代の尊敬する先輩に「患者さんが良くなったのは患者さん自身の努力の成果。患者さんがよくならないのはセラピストのせいだと思え」
という熱いお言葉を頂いたことを今でも覚えているからです。
これはまだ新人だった頃の私の胸にぐさりと刺さる言葉でした。

リハビリテーションというものは服薬や手術と違い、ご利用者様自身の協力がないと成り立たない分野です。
いかにセラピストが熱意をもって取り組もうと、ご利用者様自身が改善の意欲をもっていただけないと施術成果は上がりません。

知識や技術はもちろん向上させていく必要がありますし、ご利用者様の改善を促すならばなくてはならないものですが、ご利用者様と共通の目標をもって同じ志でサービスにあたるということが何より重要なのではないかと思います。
また、改善したい！頑張りたい！できるようになりたい！と思って頂けることもセラピストの腕だと思っています。

フォー・ユーのスタッフは皆、改善結果に慢心する事なく、また改善しないケースはセラピスト自身の責任であるという事を常に頭に置きサービスに当たらさせて頂きます。

それでもやっぱり「あなたのお陰」と言われると嬉しいですし、やりがいも感じますけどね。笑